借り入れが多数!相続か放棄か?債務整理と相続手続きを同時にサポート
状況
Aさん(愛知県在住、30代男性)は、亡くなった叔父(Bさん)から駒込の土地・建物を相続しました。Bさんは独身で、子が無く、AさんはBさんの唯一の相続人でしたが、Aさんは、Bさんとあまり交流が無かったため、相続する財産や負債について状況がわかりませんでした。Bさんの家から複数の消費者金融からの督促状が見つかり、借り入れ残がありそうで、相続すべきか相続放棄すべきか悩んでいました。
また、不動産の名義がBさんではなく、Aさんの祖父のCさん名義であったため、その手続きについても悩んでいました。
当事務所からの提案&お手伝い
戸籍の収集と調査を行い、相続人を確定させた後に、信用情報機関にBさんの取引履歴の開示請求を行いました。また、わかっている範囲の消費者金融に個別に債務の残高証明を請求しました。結果、3社合計約600万円の債務が残っていることが判明しました。並行して、提携の不動産会社に土地・建物の査定を依頼し、不動産を相続して売却した場合の収支について計算しご提案しました。
計算の結果、相続することが決まり、不動産の相続手続と3社の消費者金融の債務整理を当事務所で受任しました。
Aさんは遠方(愛知県)在住なので、お打合せは適宜Zoomを利用してオンラインで行いました。
結果
3社のうち1社は時効援用の通知を行うことで支払はゼロに、1社は交渉の結果、利息と損害金をカットして元本のみの返済とすることができ、3社合計で約150万円の支払に減額することができました。
また、不動産は、祖父のCさん→叔父のBさん→Aさんと名義を変更し、無事売却できました。空き家売却の所得税の控除も利用できることができ、節税にもつながりました。